天宮光啓法話集

因果応報と三毒|善因善果・悪因悪果、善い行いをすれば良い報いを受ける…

因果応報

本日は、「因果応報」というテーマで法話をしたいと思います。

因果応報とは、仏教の用語で、善い行いをすれば良い報いを受け、悪い行いをすれば悪い報いを受けるという考え方です。

善因善果、悪因悪果、因果応報は現世だけでなく、来世にもその影響を受けるとされています。

私たちは、因果応報を毎日の生活の中で経験しています。

たとえば、親切にされた人は親切を返したくなる、悪いことをされた人は悪いことをした人に報復したくなります。

では、この因果応報にはどのような意味があるのでしょうか。

ひとつは、善行を積めば幸福になれる、悪い行いをすれば不幸になるという教えです。

私たちは、善行を積むことで、周囲の人から愛され、信頼されます。また、自分の心も幸福感に包まれ穏やかになります。

一方、悪い行いをすれば、周囲の人から嫌われ、孤立します。また、自分の心も乱れ、不幸感を味わいます。

もうひとつは、自分の行いが将来の自分を形作るという教えです。

善行を積むことで、心が善良に育ちます。そして、善良な心を持つ人は、人・場所・時間に恵まれ人生が豊かになります。

一方、悪い行いをすれば、心が邪悪に育ちます。そして、邪悪な心を持つ人は、悪い人生を送ることになるでしょう。

因果応報は、人生において重要な役割を果たします。

私たちは、因果応報を意識することで、失敗や間違いに気づき、人生が大きく切り開かれます。

では、どのようにして因果応報を意識すればいいのでしょうか。

ひとつは、一日の終わりに日々の行いを振り返ることです。

例えば、就寝前に瞑想します。

特に、「内観」がお勧めです。

さらに、十善戒を守り、よく保ち、貪瞋痴の三毒から身を遠く離すことに努めます。

私たちは、毎日、さまざまな行いをしています。その行いのひとつひとつが、因果応報につながっています。

そのため、日々の行いを振り返り(省みる)、自分の行いがどのような因果応報をもたらすのか、また、もたらしているのかを考えます。

最後、もうひとつは善行を積むことです。

善行を積むことで、自分の心が善良に育ちます。そして、善良な心を持つ人は、良い人生を歩めます。

そのため、善行を積むことを心がけ、因果応報を意識します。

皆さん、今日から、日々の行いを振り返り、「行動・言葉・心」を大切にし善行を積むことを心がけてみてください。

そうすることで、より良い人たちと出会い、よい時間を過ごし、穏やかで豊かな人生が訪れます。

内観がお勧めの人の特徴3選

これまで、たくさんの方々に瞑想を教えてきました。

それは、私も瞑想によって救われ、不安や悩みを解決し、困難を乗り越えてきたからです。

内観は、自己成長において大変重要です。

また、自己認識が深まり、より充実した時間を過ごせます。

そこで、内観がお勧めの人の特徴を3つご紹介します。

1.自己認識の高さ

内観がお勧めの人は、自分を深く理解しようと努力します。

自分の感情や行動に敏感で、自己認識を高めるための時間や労力を惜しまない人々です。

そして、自己認識が高い人は、自己成長の道を進む際により的確な決定を下します。

2.感謝の心

内観がお勧めの人は、感謝の気持ちを大切にします。

日常の中で小さな幸せに感謝し、周りの人々への「ありがとう」の気持ちを忘れません。

感謝の心は、自他ともの内面の平和と満足感を育むのに役立ちます。

3.自己受容

内観がお勧めの人は、自己受容の力を持っています。

完璧である必要はないことを理解し、自分を受け入れます。

自己受容は、過去の過ちや欠点に対するやるせない感情を減少させ、自己成長に向けた前向きなステップを踏み出すのに役立ちます。

まとめ

以上が内観をお勧めする人の3つの特徴です。

もし1つでも該当する方は、ぜひ内観をはじめてみられてはいかがでしょうか。

内観を通じて自己成長の道を歩み、充実感に満ちた豊かな毎日を送りませんか。

内観は、一度やり方をマスターすれば、そんなに難しくはありません。

ポジティブな変化が期待できまので、ぜひ機会を見つけ内観をお試しください。

ABOUT ME
@kokei_amamiya
これまでチベットやインド、ネパールなど世界中の仏教・密教聖地を巡礼する旅をしてきました。そうして得た貴重な体験や経験をいかした様々な活動をおこなっています。希望の明るい未来を目指して共に前進!