◎ このような人におすすめの記事です。
● 真言って何を知りたい・・・真言に興味のある人
● 真言の効果を実感したい・・・悩みやトラブルを解決したい人
● 真言の不思議を体験したい・・・夢を実現したい人
※ 自己の潜在意識や潜在能力に興味のある人
真言は、仏教や密教において、神仏の真理をあらわす言葉です。
真言を唱えたり聞いたり、梵字を見ることで、さまざまな効果が期待できます。
そこで、早速、真言とは何かについてお話しします。
真言とは
真言とは、サンスクリット語のマントラのことです。
神の徳を思念し、文字や言葉として表したものです。
仏教や密教(秘密仏教)において、仏の智慧や功徳をあらわす言葉や音、音の響きです。
真言(しんごん)[s:mantra]
〈呪〉〈神呪〉〈密呪〉(密言)などとも訳す。本来は『リグ‐ヴェーダ』の本集を形成する神聖な呪句をいった。サーヴィトリ―呪に代表されるそららは、多く神々に対する呼び掛け、祈願の句であるが、この句それ自体に神聖な力(それが梵(ブラフマン)の語源であるとされる)が宿っており、神々をもその意味のごとくに支配するものと考えられ、この力に依頼して公的指摘な祭祀においてバラモン(婆羅門)僧によって読誦された。
「真言」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.567.
真言を正しく唱えることで、仏の智慧や功徳が身につき、さまざまな効果(現世利益)が期待できます。
真言の種類
真言の語源はサンスクリット語の「mantra」で、「真実の言葉」という意味です。真言は、仏や菩薩、その教えや誓い、功徳などを秘めています。
代表的なものをいくつかご紹介します。
● 大日如来真言:「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
● 不動明王真言:「ノウマクサンマンダ バザラ ダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
●千手観音真言:「オン バザラ ダラマ キリク」
※ 高野山大師教会光寿支部YouTube動画より
真言の効果
真言の持つ本来の効果を最大限に引き出すことができれば、現世利益が実現します。
ただし、そのためには心身の浄化に努め、意識を集中させて唱えることが大切です。
そうすることで、真言の持つエネルギーをより強く受け取り、真言の効果をより深く体感します。
以下に、真言を唱えることで期待できる効果を3つご紹介します。
心身の浄化
真言を唱えることで、心身に溜まった穢れや煩悩(三毒)が浄化され、心が清らかになります。また、ストレスや不安が解消され、心が穏やかになります。
煩悩の消滅
真言を唱えることで、心の奥底に潜む煩悩(三毒)が消滅し、心が自由になります。三障四魔が近づかないようになり邪魔されなくなります。また、あらゆる物事の本質を悟り、迷いから解放されます。
願い事の成就
真言を唱えることで、願い事がかないやすい状態になります。また、心が前向きになり、目標や夢に向かって努力しやすくなります。結果、現世利益(神仏の恩恵や加護)が得られます。
現世利益(げんぜりやく)
神仏の恩恵や信仰の功徳が現世における願望の実現として達成されること。
「現世利益」. 中村元.『仏教辞典』第 二 版. 岩波書店,2002,p.290.
真言を唱える準備をする
まず、真言を唱えるにあたり、準備からはじめていきます。
手を洗い、口をすすぎ、ベルトや時計、貴金属などの装飾品を外し、身だしなみを整えます。
楽な姿勢で座り、目を閉じ深呼吸します。
ゆったりとした気持ちになりはじめたら、胸の前で「金剛合掌」の印を結びます。
この時、右手は仏、左手は衆生(すべての生きとし生けるもの)とイメージし、蓮の大きな葉(蓮華座)の上に座っていると観想します。
こうした準備が整えば、いよいよ真言を唱えていきましょう。
お大師様の御言葉、「真言は不思議なり」、真言には大変不思議な力が秘められています。
ゆえに、漢訳せず、仏と同じ原語(梵語:サンスクリット語)として唱えます。
そこで、次に真言の具体的な唱え方をみていきましょう。
具体的な唱え方
真言をある特別な方法で唱えると、真言が持つ効果、本来のパワーを最大限に引き出すことができます。
真言の持つエネルギーがより強く発揮され、真言の効果をより深く実感し、体感することができます。
そこで、真言を唱える際の重要なポイントを3つ挙げます。
1.真言を響かせる
※ 真言が「波動」のように広がっていく様子をイメージします。
2.一定のリズム
※ 寄せては返す「波」のようなイメージです。
3.心に仏を思い浮かべる
※ 真言の「波動」がさまざまな「仏」に変化(へんげ)するイメージです。
このように、真言をバイブレーションさせ、波のような一定のリズムで繰り返し唱えます。
その時、森羅万象、法界に遍満する仏の世界に意識を集中させ、心を込めて伝わるように唱えます。
すると、三毒(貪瞋痴)の煩悩が浄化され、心身の汚れが払われ、仏性が目覚め、仏と深く瑜伽(一体化)し涅槃(仏)の境地に至ります。
その結果、真言の功徳(現世利益)や不思議、神秘的な出来事、貴重な体験をいろいろできるようになります。
真言を唱える数について
唱える数は、3遍、7遍、21遍がお勧めです。
また、108遍、1080遍なども必要に応じて唱えてみてください。
その際、下記のことを意識すればさらに効果を実感できます。
たとえば、三業(身口意)を清浄にしたい場合は「3遍」唱えます。
※ 三業とは、身(体)と口(呼吸)と意(心)です。
諸願成就を祈る場合は「7遍」、諸神仏との仏縁を深めたい場合は「21遍」です。
また、試験や面接、取引や商談や契約、人生において大切な場面、重要な物事に臨む際は「108遍」、
さらに、三毒を滅し、三障四魔を近づけず、心や魂のさらなる成長を願うなら、仏道修行として「1080遍」という具合に唱えます。
なお、これらは絶対的な法則ではありませんが、これまで私が経験してきたことをベースにしています。
私も悩みや迷いが解決し、運勢や運気が上昇し、人生の新しい転機を迎え、よい方向へ導かれ大きく開運するきっかけになりました。
まとめ
真言は、仏の智慧や慈悲、功徳をあらわす言葉、音の響きです。
真言は、仏教や密教の修行において重要な役割を果たします。真言は、修行者だけのものではありません。
誰でも、真言を唱えることで、心身が浄化し、仏の智慧や功徳が身につき、さまざまな効果(現世利益)を得て、人生が豊かになります。
ぜひお役立ていただければ幸いです。
◎真言の現世利益
真言の不思議な力を最大限に引き出し、悩み事やトラブルを円満解決し、目標や夢が実現します。
なりたい自分になれ、思い通りの人生を自由に生きることができます。