今月末に当光寿支部の「一願不動明王開運護摩供」(合同護摩)がございます
願い札のご依頼を受けてから護摩を修法する当日まで、諸願に応じていろいろな真言を唱えます。
たとえば、除災招福なら不動明王真言、開運出世・社運隆昌・商売繁盛には大黒天真言、病気平癒の場合は薬師如来真言、そして、亡者供養のために光明真言をといった具合に。
● 不動明王真言:ノウマクサンマンダ バザラ ダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン
● 大黒天:オン マカキャラヤ ソワカ
● 薬師如来:オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
また、入退院を何度も繰り返したり、長い闘病生活を送られている方々のために「薬師如来大呪」などもお唱えします。
※ 最後に真言を唱えて積んだ善行功徳を願主の方々のために回向します。
真言とは
古(いにしえ)より、真言には不思議な力が秘められているとされてきました。
一心に念ずることですべての願いが叶い、どんな苦難や困難も克服され、不安や悩み一切の苦しみから解放されると。
たとえ命の危険が危険が差し迫ったとしても、トラブルに巻き込まれたとしても、病気や怪我、病魔や死魔、三障四魔が襲ってきたとしても、そうした災難から逃れることができるとされてきました。
真言はサンスクリット語の「マントラ」(मन्त्रः [mantraḥ])を漢訳したものです。
「神聖な言葉・真実の言葉・秘密の言葉」という意味があります。
古代インドでは、バラモン僧たちによって神々に対する呼び掛けや祈願の句としてもちいられてきました。
もしかすると、古代人たちは深い祈りの言葉を繰り返し唱えるうちに、言葉自体が宿す神秘的な力の存在に気づいたのかもしれません。
どのようにすれば、戦争を起こさず平和になるのか、他と争わず傷つけず命を奪わずにすむのか、慈しむ安らぎの心を得ることができるのかを。
逆に、罵詈雑言、相手を責めたり非難したり、暴言を吐き、また、自暴自棄になってネガティブな発言を繰り返すことはやがて、病気になり、事故や事件、訴訟、さまざまなトラブルに巻き込まれることにも。
知らないうちに心の中にさまざまな魔を呼び寄せ、どんどんと毒され心身が蝕まれ、自らで身の破滅を招いてしまう愚かな行為だと悟ったのではないでしょうか。
真言は、私たちの心の中に巣くう悪しきものを浄化し、仏様の智慧と慈悲とは何かを気づかせてくれます。
換言すれば、悪い出来事を遠ざけ、真実の幸せを見抜く心の眼を開いてくれるのです。
昔、高野山へお参りする前にいつも光明真言をお唱えしていました。
すると、台湾からの留学僧であった兄弟弟子と出会い、唯一無二の存在となり共にチベットやインド、ネパールなど世界中を巡礼する旅に出かけるようになりました。
今の自分があるのはまさしく真言のおかげだといっても過言ではございません。
真言とは、万物の根源であり宇宙の根本原理であり、運命を切り開き希望の未来を引き寄せる大宇宙から私たち一人ひとりに語り掛けられる壮大なメッセージなのです。
サンスクリット語は、古代インドでもちいられていた言葉の一つです。雅語(がご)洗練された正しい言葉、「梵語」とも呼ばれます。
梵語の「梵」は、梵我一如(ぼんがいちにょ)にもあらわされるように古代インドの思想における万物の根源であり宇宙の根本原理である「ブラフマン」を漢訳した言葉です。
ブラフマンはやがて神格化され「ブラフミー」(創造主)として仏教にも取り入れられ梵天となります。
すべての根本原理(ブラフマン)、創造主(ブラフミー)が創った文字・言葉、それが梵字・梵語です。
ちなみに、ブラフミ―文字からグプタ文字へ、そして、シッダマートリカ文字(梵字)、さらにナーガリ―文字へと発展していきます。
3月「合同護摩」(一願不動明王開運護摩供)
■ 一願不動明王開運護摩供(合同護摩)
●2023年3月26日(日)
● 午前11時〜
※ 願い札1本 / 500円
※ 願い札をご依頼の方はZOOMで視聴参加していただけます。
悪魔退散 | 開運厄除 | 厄難消除 | 災難消除 | 除災招福 |
万難消滅 | 無病息災 | 方難除滅 | 縁結び | 恋愛成就 |
安産祈願 | 子宝恵授 | 合格祈願 | 学業成就 | 就職成就 |
健全成長 | 健康長寿 | 身体健全 | 当病平癒 | 延命長寿 |
病気回復 | 病気平癒 | 健康祈願 | 病魔退散 | 商売繁盛 |
事業成功 | 開運招福 | 如意吉祥 | 祖霊鎮魂 | 先祖供養 |
土地守護 | 家門繁栄 | 家内安産 | 六三除 | 交通安全 |
旅行安全 | 一願成就 | 諸願授受 | 心願成就 | 大願成就 |
※ 当方では、護摩の当日までご依頼者のそれぞれの願いに応じた各真言を唱えます。