『空海散歩』の最終章第10巻がついに完成、第6巻から第10巻までの出筆にたずさわりました。
思い起こせば、第6巻(2020年11月発売)の原稿をシアトル高野山へ表敬訪問した際の空港や滞在先のホテルなどでも書きました。
折しもコロナウイルに関するニュースが連日報道されていた時期でした。
そんな矢先、国際便で乗り合わせた男性乗客が突然死、機内は一時騒然、パニック状態となりました。
そんないろいろなことがあったシアトル渡航、早いものであれからもう3年。
今年2023年はお大師様がお生まれになられて1250年。
私が高野山で出家したあの時のことが、まるで昨日のことのように思い出されます。
高野山で「光」の一字を賜り、
そして、チベットで「天」という一字を授かりました。
それはまさしく大日の光です。
大日如来は常に秘密の法を説きづづけています。
それは私たち衆生がいつ目覚めても大丈夫なように。
物事をおこなうのに早いや遅いはない、
まだ間に合う、やる気になった時がすべてのはじまり!
さぁ、思い立ったが吉日、あきらめずに夢や目標、希望の明日へ向かって共に一歩を踏み出しませんか。
あなたのその勇気を仏様やお大師様が照らしてくれています。
いのちよ輝け
大師のみこころと共に
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 高野山大師教会光寿支部 支部長 天宮光啓 / 高野山大師教会光寿支部
※ 高野山大師教会光寿会 雨宮光啓で出筆しております。
空海名言法話全集『空海散歩』(第10巻)大日の光 (著者)白象の会 /(監修)近藤堯寛 / 筑摩書房 弘法大師御誕生千二百五十年に向けた記念全集最終巻 この世のすべてを照らす大日如来の働き、仏の光とは |