天宮光啓法話集

不動明王のお告げと最強真言:真の心の安らぎは日々のちょっとした心がけで訪れる。

不動明王とは

不動明王は、宇宙(真理)を神格化した大日如来の変化身(教令輪身)です。

正しい教えによってあらゆる人を導き、救済します。

そのために三つの異なった姿に変化し、私たちの前に現れます。

それを三輪身(さんりんじん:自性輪身・正法輪身・教令輪身)説といいます。

なかでも、「教令輪身(きょうりょうりんじん)」は、仏法に従わない者や敵対する勢力に対する強大な力の象徴です。

よって、不動明王の真言は、「怨敵退散」「悪魔調伏」の最強真言と称されます。

個人的な感想ですが、特に、「ノウマクサンマンダ バザラ ダン センダマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」(慈救呪)は、一騎当千のごとく偉大な真言である、そう申し上げても過言ではありません。

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心の中で強く念じるように唱えると、さまざまな障害を跳ね返します。

また、怨敵や悪魔(三毒・三障四魔)などから身を守ります。

さらに、不動明王の真言を唱えることで何事にも動じない不動心が備わります。

心の平穏が保たれ、どんな困難な状況にも打ち克つ強い心が培われます。

ただし、真言を唱える際は、注意が必要です。

それは、憎しみや怒りに支配された心の状態で、この真言を唱えてはいけません。

なぜなら、「人を呪わば穴二つ」、必ず自分に跳ね返ってきます。

つまり、三毒(貪瞋痴)の「毒」にまみれた状態で真言を唱えると 逆にそれが災厄を招く結果になります。

悪魔や魔物、三障四魔に支配され、死後も無限地獄をさ迷うことになります。

ですから、怨敵を退散させ悪魔を調伏し、トラブルを円満に解決するためには、まず気持ちを落ち着け、常に冷静でいることが何よりも大切です。

そして、不動明王に対する敬意感謝の気持ちを忘れず、悪意や怨み、憎しみを捨て、慈悲の心を持ち続けるようにしてください。

例えば、寺院で護摩祈祷を行じてもう、写経する・瞑想する・仏道修行をするなどの功徳を積むことを心がけます。

護摩祈祷

そうすれば、やがて本当の敵が見え、真実の大切なかけがえのないものに気づきます。

すると、心の安らぎや平和がおのずと訪れます。

何事も一朝一夕にはいきませんが、毎日コツコツと一心に真言を唱え続けていれば、やがて「不動明王のお告げ」を授かり、明るい希望の未来が導かれます。

不動明王とは

不動明王は、仏法を守護する護法尊です。

内観をおこない、不動明王の瞑想をすることによって心の迷い悪心が断ち切られ、平和と慈悲の心が育まれます。

怒りや憎しみのマイナスの感情を昇華し、ポジティブな感情を生み出し、自己の内に不動明王のような力強い炎(闘志・やる気・勇気・情熱など)が宿っていることに気づきます。

ある日突然、「不動明王のお告げ」を授かるようになります。

※ 不動明王とは…≫ 詳細ページ

【参考】『高野山大師教会光寿支部』(外部リンク)

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