不動明王の奇跡を起こすアーサナ
金剛合掌を結び(身密)、不動明王の火炎をまとい(口密)、自身が強烈な火柱となるを観想ぜよ(意密)
※ 不動明王尊の火炎の剣をアーサナ(ポーズ)で表現します。
※ ゴームカ・アーサナ(牛の顔のポーズ)のバリエーションです。
不動明王の火炎のアーサナ
早朝のヨーガは、心と体を統一し、また、自己と諸神仏との合一のために、瑜伽(ゆが)を目的におこないます。
※ 「瑜伽」とは、結びつける、あるいは統一するという意味です。ヨガやヨーガの原義とされる言葉です。
両足を交差し、両手で金剛合掌を結び、第一チャクラ(ムーラーダーラ・チャクラ)に意識を集中させ、自身を不動明王(俱利伽羅剣の火柱)と観想します。
私たち一人ひとりは、「無限の可能性」を秘めています。
人生悲喜こもごも、いろいろな出来事が、さまざまな困難や苦難が襲ってくることもあります。
しかし、だからといってすべてが終わってしまったわけではありません。
自暴自棄にならず自分を大切にし、自他共の幸せを心から願うことのできる本来の自分、自己の真実の姿を知ることが何よりも大切ではないでしょうか。
三密(身口意)
仏教では、すべての苦しみを生み出す元凶のことを「三毒:さんどく」(貪瞋痴)と呼んでいます。
そして、この三毒は私たちの日々の行動(動作・言語・精神)から生み出されます。
※ 「三業」(さんごう:カルマ)とは、「動作=身」・「言語=口」・「意=精神」です。
つまり、苦しみから抜け出すためには、この三業を清浄にし、仏の「三密」(身密・口密・意密)に瑜伽(ゆが)させることが非常に大切です。
※ 真言密教では、このことを「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)といいます。
日々の行動(動作・言語・精神)を見直し、正し、律し、自分を深く見つめてみる。
そうすると、心が大変おだやかになり、安息・安穏・安楽となって、あらゆる苦しみや不安から解放されるようになります。
真言密教では、このことを「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)といいます。
即身成仏とは、仏の三密と凡夫の三業が深く瑜伽し一体となることです。
本来の、真実の幸せに気づき、深く学びを修め、一人ひとりの幸せの道が必ず開かれていくのです。
それでは、今週末の「生き方塾」で共に「いのち」(無限の可能性)を光り輝かせてまいりましょう。
※ 個人的な感想ですが、不動明王真言を唱えていると、基底(会陰)の第1番目のチャクラ(ムーラーダーラ)がとても熱くなります。
人体には、まだまだ未知な領域が、秘密や謎がたくさん隠されています。
死後の世界、輪廻転生、六道輪(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道)は、単なる作り話ではけっしてありません。
死は終わりではなく、次の世界の始まりなのです。
※ 頭頂(百会)の第7番目のサハスラーラチャクラに意識を集中し、千手観音呪を唱えると、六観音の菩薩様方の御姿と、六観音真言が聞こえ、六道輪廻の映像が次々と浮かんできます。
身密・タントラヨーガ
私の場合、頭頂のサハスラーラチャクラに意識を集中させ真言を唱えることで、お不動様や千手観音様からのお導き(メッセージや、お告げ)、自分軸や、進むべき正しい道、あるいは正しい方向などを授かれるように実感しています。
三密のひとつ、身密の浄化・修行法としてタントラ(密教)ヨーガの修行法をおこない、心身を浄化し、チャクラやプラーナ(生命エネルギー)、クンダリニーを覚醒させています。
※ ヨーガの「孔雀のポーズ」をおこないながら孔雀明王呪を唱えます。
すると、眉間の第6番目のアージュニャーチャクラに意識を集中し、孔雀明王呪を唱えると、視界が大きく広がり…、第三の眼の存在がハッキリと分かるようになります。
これは、私だけが特別という訳ではなく、私たちの内には、私たちがまだ気づいていない偉大な力(無限の可能性)が眠っているのです。
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【参考】『高野山大師教会光寿支部』(外部リンク)
【参考】『天宮光啓 護摩祈祷』(外部リンク)