実は先日のお不動様からの“西”というお告げには、
『宿曜経』が深く関係しています。
『宿曜経』(しゅくようきょう)
詳しくは〈文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経〉2巻
8世紀・唐の不空により訳出された密教経典。内容は七曜・十二宮・二十七宿の関係を基礎に、人の生誕の日により、日々の吉凶を占察する方法を説いたもの。
岩波『仏教辞典』第二版より

お大師様により唐から我が国に伝えられました。
私の場合、昔チベットである密教系の占星術に触れたことが本経を学び知識を深める大きなきっかけになりました。
今でもここ一番、未来を切り開く大切な物事をはじめる時にフルに活用しています。
来月の四国遍路は、こうした流れをくみながらある場所を訪れてくる予定です。
それでは、本日も希望の未来へ向かって共に前進、前進、前進。
古より諸神仏は、私たち一人ひとりに大切なメッセージ”を伝えいます。それを「お告げ」、または天から授かる言霊「天啓」として見逃してはいけません。密教教主大日如来は、宇宙の真理そのもの(法身仏)です。いつも私たちの身近におられます。
無限の可能性が秘められている

古来より、人類は天空の星々を観測し暦や時間を生み出してきた。
言い換えれば、宇宙と共に生きてきた。
今もたゆまなく、
宇宙から私たち一人ひとりにメッセージ”が伝えられている。
それは諸神仏からの「お告げ」であり、天から授かる霊言・言霊、
「天啓」なのかもしれない。
密教教主大日如来は宇宙の真理そのもの(法身仏)である。
いつも私たちの身近におられる。
早朝の瞑想は特にそのことを強く感じることができる。
蓮華座にて座し、深い呼吸を繰り返し、心を鏡のように、
おだやかな月の姿が浮かぶ“水面”(みなも)のごとく。
十善戒をよく保ち、身と口と意の三業を清浄に、清浄に、清浄に……
やがて、大宇宙の鼓動が、
心の中いっぱいに、広がりはじめる。
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 天宮光啓
